中学生野球選手のデッドリフト動作と出力を見直したNISトレーニング事例
本ケースは、成長期の中学生アスリートに対して、NISトレーニングを用いてデッドリフト動作と出力を見直した事例です。
デッドリフトで「重さが伸びにくい」「引き始めで腰に力が入る」「脚とお尻を使っている感覚が弱い」といった課題がありました。
※掲載している内容は個別の事例であり、変化には個人差があります。
※成長期のトレーニングでは、無理な高重量や追い込みではなく、フォーム・動作・体の状態に合わせて進めることが大切です。
10代・中学生の野球選手です。
デッドリフトで重量が伸びにくく、引き始めで腰に力が入りやすい状態でした。
・デッドリフトで重さが伸びにくい
・引き始めで腰に力が入る
・脚とお尻を使っている感じが弱い
・フォームが安定しにくい
・重さに対して必要以上に重く感じる
介入前は、64kgが限界に近い重量でした。
介入前の状態
動作を確認すると、引き始めで膝が先に伸び、その後に腰で引くような動きが見られました。
本来は、足裏で地面を押し、股関節と体幹を通してバーへ力を伝えたい場面です。
しかし介入前は、脚とお尻の力がうまく使えず、腰で重さを持ち上げるようなデッドリフトになっていました。
・引き始めで膝が先に伸びやすい
・その後に腰でバーを引くような動きになる
・お尻に力が入りにくい
・ハムストリングスの張りだけが強く出やすい
・足裏の荷重が不安定で、前足部寄りになりやすい
・骨盤が前に倒れ、股関節で受ける感覚が弱い
・バーの軌道が身体から離れやすい
その結果、出力の初動が弱く、実際の筋力以上に重く感じやすいフォームになっていました。
NISトレーニングでは、足裏、内もも、骨盤底、体幹のつながりを確認しながら、デッドリフト時に力が伝わりやすい状態を作っていきました。
今回のケースでは、腰で引くのではなく、足裏で地面を押し、股関節と体幹を通してバーへ力を伝える動作を目指しました。
・引き始めで脚、お尻、体幹が同時に働きやすくなった
・腰に頼る感覚が減り、お尻と股関節を使いやすくなった
・バーが真っ直ぐ上がりやすくなった
・フォームのバラつきが少なくなった
・本人の体感として、以前より軽く感じるようになった
数値としては、介入前は64kgが限界に近い重量でしたが、介入後は79kgまで引けるようになりました。
本人からは、以下のような感想がありました。
・踏んだらそのまま上がる感じがある
・前より軽く感じる
・腰ではなく脚で引ける
・フォームがバラバラになりにくい
・まだ余力がありそうだった
※具体的なNISテストやドリルの詳細は、クライアント専用のため非公開です。
本ケースでは、以下のような短時間・低負荷の介入を中心に行いました。
・足裏から内もも、骨盤底、体幹へのつながりを確認するドリル
・90/90ポジションでの体幹と骨盤まわりの再教育
・骨盤で受ける感覚の学習
・足裏荷重の修正
・低負荷デッドリフトでの軌道確認
・引き始めの股関節位置と踏み込み方向の調整
強い筋トレや、追い込み系のトレーニングは行っていません。
この事例のポイント
今回のポイントは、デッドリフトで重量が伸びにくい原因が、単純な筋力不足だけではなかったことです。
動作を確認すると、足裏から股関節、骨盤、体幹、バーへ力を伝える流れにズレが見られました。
デッドリフトでは、腰だけで引くのではなく、
・足裏で地面を押す
・股関節で受ける
・骨盤と体幹を安定させる
・脚とお尻を使う
・バーへ力を伝える
・重心が前に流れすぎないようにする
NISトレーニングでは、筋力だけを見るのではなく、足裏、股関節、骨盤、体幹がどのようにつながっているかを確認しながら進めます。
結果
介入前後で、デッドリフトには以下のような変化が見られました。
・デッドリフト重量:64kg → 79kg
・腰に頼る感覚が軽減した
・脚とお尻で地面を押しやすくなった
・バーの軌道が安定しやすくなった
・フォームの再現性に変化が見られた
・野球に必要な地面を押す感覚にもつながりやすい動作へ変化した
「腰で引くデッドリフト」から、「足裏で地面を押し、股関節と体幹を通してバーへ力を伝えるデッドリフト」へと動作に変化が見られた事例です。
まとめ
このケースでは、中学生野球選手のデッドリフト動作に対して、NISトレーニングを用いてフォームと出力を見直しました。
デッドリフトで腰に力が入りやすい方、重量が伸びにくい方、脚とお尻を使う感覚が弱い方は、筋力だけでなく、足裏・股関節・骨盤・体幹のつながりを確認することが大切です。
成長期のアスリートでは、ただ重さを増やすのではなく、まず動作の土台を整えることが重要です。
富士市のパーソナルトレーニングジムepでは、学生アスリートの体力づくり、競技力向上、フォーム改善、スポーツ動作改善にも対応しています。
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